ファイナンス・プランナーのセミナーに招かれて
10月の半ばだったか、
友人から電話があり、
ファイナンシャル・プランナー研究会での講師を依頼された。
「先日、ファイナンシャル・プランナーの研究会で、
榎本さんの話をしてしまったんだ。」
「そうなの?」
「そうしたら、皆さん、榎本さんの話を聞きたいってことになって・・・・・・・
どうだろう?
1時間ぐらいセミナーをやってくれない?」
「ああ、いいですよ。何の話をすればいいの?」
「榎本さんがつくった定期借地権のシステムでもいいし、なんでもいいんだ」
「いつ?」
「11月12日。都合は?」
「ちょっと待って、・・・・・・・・うん、大丈夫。」
「詳細は係りの人から連絡いくから、頼みますね。」
「了解。」
と気軽に受けてしまった。
電話を切ったあと、しばし考えた。
10年前、特許庁にビジネス特許申請した
「建物譲渡特約付定期借地権の利用法」をFPの方々にお話しても、
意味あるのかな?と思ったりして、・・・・・
「まあ、いいか。住まいに関しての自分の体験談も中古の戸建てやマンションの選び方などもお話すればいいのかな?」と独り言。
安易にセミナー講師の依頼を受けたのは、
イワクラホームに在職中、
自分で各都市のホテルでセミナーを主催し、
自分の考案した不動産の資産運用企画を説明して、
お客様に買っていただいていた経験がそうさせてしまったのだ。
カラスが「カアー」と鳴いて夜が明けた・・・・・
と何十日か繰り返し、当日が来た。
プロジェクターを使う予定はないし、
ボードがあれば、説明できるし、
あとは、ペーパーで説明しよう・・・・とここまではいいが、
何枚コピーをとっておけばいいの?
になった。
タイミング良く、主催者の会長さんからTEL。
「今日は、宜しくお願いしますね。19時、エルプラザで」
「分りました。こちらこそよろしくお願いします。ところで、何人こられるのですか?」
「30人ぐらいになると思います」
「分りました。その分のペーパーを用意していきます。」
とは、いったものの、
当初、多くて25名、その分しか用意していない。
なんとか、用意して友人の車で会場へ。
約束の時間5分前、
その部屋に到着したら、
殆どの方が着席されていた。
皆さん、熱心だなあ・・・と思う間もなく、
自己紹介から始めた。
生来のふてぶてしさからか、
人前で上がることが無い上に、
ついつい冗談を言ってしまいそうになる自分を抑えつつ、
実体験のお話から、
デベロッパーの裏話などの一端を述べさせていただいた。
ついつい、
時間の配分をまちがえ、
ファイナンシャル・プランナーの方々には失礼してしまったが、
FPの皆様方の知識欲は強く、
肌に跳ね返ってきていました。
ヤタガラスや、
紀州備長炭やら、
題目に全然関係のない話も聞いていただき、
楽しい時間を過ごさせていただきました。
1時間半ほど、お話させていただいて、
質疑応答のあと、お開きになりましたが、
会長のお勧めで酒席に招待をうけました。
会長をはじめ、FPの方々、友人たちに心から感謝します。
どうも、ありがとうございました。