音楽って音が楽しい?
そういえば、
物心ついたころから、
何でも「音」を聞いていたような、
というより「音」が耳に入ってきていた気がする。
ラジオから流れてくる
浪曲・民謡・ラテン・タンゴ(コンチネンタル、アルゼンチン)・フォルクローレ・クラシック・ジャズ・カントリー・カンツォーネ・ファドなどなど・・・・・。
じゃあ、かなり詳しいんだねと聞かれたら、
「全然アカンと答えとき・・・」
受験生ブルースにあったけど、
音符は読めない!楽器はひけない!歌えば音痴!
見事に三拍子揃ってる。
しかし、
今思えば、エルチョクロ(アルゼンチンタンゴ)なんて子供の聞くものじゃなかったよね。
よくもまあ、いろいろな音楽が耳に入っていたもんだ。
ところで、人間が音を創る土壌元ってなに?
しばし、考えた。
きっと、
「生まれた空間、育った場所、地域、風土、地形、気象、まわりの生きとし生けるもの、人を取り巻く全ての無機質、有機質の環境が人をして無意識に自然発生的に音を創りださせている」
と思ったり・・・・・・
ケーナの音は3000mクラスの高地とどこまでも高く、
乾いて澄み切った青い空を流れていく。
エルコンドルパッサ?・・・「コンドルは飛んで行く」だったかな?
尺八の音は、
竹林をゆるやかに吹きぬける湿潤な風の音を連想させる。
まわりに、
生まれてまもない澄んだ水がちいさな流れとなって、
里山を潤して降りていく。
この同じような形態の楽器から奏でられる音色の違いは
亜寒帯・寒帯と温帯・亜熱帯の気象の違い、
土地の高低差などに左右されている?
はたまた、楽器の材料になる植物群の違いも?
植生も気象の支配下?
フランス革命も気象の影響で作物不足が遠因?
ここ2ヶ月前より
「この音を聞きなさい」と心がせっつく「音」がある。
クラシックはよく分らないが・・・・・・
バッハの無伴奏ヴァイオリン「シャコンヌ」。
ハイフェッツ氏、ヒラリー・ハーンさん、千住真理子さん。
同じ、旋律を聴いても、三者三様。
よく聞いているのは、千住真理子さん。
繊細で深みがあり、
青竹のしなやかさと内面の凛とした強さ、
惻隠の情を内包した慈愛を感じる。
夜半に聞こえるピアニシモ・・・・吉田一穂(北海道が生んだ詩人)、
熊野古道を連想する。
「音」。
楽しいだけでなく、
小生にとって、自然が自然に出している音、
人が創りだす心地よい音は
「豊かさ」「前を向く気持ち」をも与えてくれるもの。
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